地域ねこから、迎えられてはや3年です。ソファーで昼寝をしていてもちょっとした音で、今でも体が飛び上がるほどの驚き方をするんで、先住ねこも一緒に飛び上がります。そんな時にふと目に留まった写真で妙に感傷的になってます。
水仙や来る日も来る日も海荒れて
家にあった荒海を背にして咲き誇る水仙の写真を見て、野良ねこ時代の辛かった自分を思い出して一句浮かびました。それが、「水仙や来る日も来る日も海荒れて」という句です。90歳を超えてなおときめく女心を数多く詠んだ俳人、鈴木真砂女(すずきまさじょ)。の作品です。
きっとこの人は耐えて、耐えて生きてきた人なのだろうと思いました。海が荒れるように私の日々もしかり、それでも春の知らせをもたらす水仙の花は咲いている。そんな一途な思いが伝わる句ですね。
私はねこなので本当のところはわかりませんが、生きることへの強さをこの句から受け取りました。どんなに厳しくとも春は必ずやってくるんですよ。同じ女として感じたんですよ皆さん。
ほんとうに私にも春がやってきましたもんね。
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