日本は水の輸入国

ねこ豆知識

みんな~知ってた?
山紫水明、緑と水の豊かな日本。いつでもどこでも美味しい水が飲める国。そんな日本が信じられないけど、実は大量の水を輸入している国なんだよ。

食料自給率が関係してる

僕たちが毎日食べている食料のほとんどは輸入に頼っていて、食料自給率が先進国の中で最低の38%ってことが関係しているんだ。 それと水が何の関係があるんだって思ってるでしょ!それはね。

生産国で大量の水が使われる

日本が海外から輸入している大麦、小麦、大豆、トウモロコシ、コメなどの穀類や、牛肉、豚肉、鶏肉などは、生産している国で大量の水を使って作っているからなんだ。

例えば小麦なら1キロを収穫するのになんと1000リットル、トウモロコシなら1800リットルが必要なんだそうだ。さらに、食料の中でも水を多く使っているのは肉類で、生産するためにエサ(穀物)が必要だから、その穀物を栽培するのに小麦のように大量の水を使用するからだ。

20,000リットル

鶏肉は1キログラムに対して4500リットル、豚肉1キログラムに6000リットル、牛肉に至っては1キログラムの肉をつくるのに2万リットルもの水を使っているんだぜ。

わたしたちが使っているお水

日本で1年間に使用されている水(生活用水、工業用水、農業用水)の合計水量は約800億立方メートルになるらしいんだけど、日本が輸入している食料の生産の過程でも約800億立方メートルもの水が使われているんだ。だから、もしもこれらの食料を日本国内で生産していたら使われていた“はず”の水(バーチャルウオーター)を間接的に大量に輸入しているということになる。

世界の1人一日の水消費量は平均186リットル(2019年度)だけど、発展途上国の中には一人1日に20リットルの水すら確保できない人が9億人弱(世界人口の 8.5%)いると言われているんだ。
そんな現実の中で、日本では一人1日平均286リットルを使っていて、バーチャルウオーターの量をを加えたら日本人は2倍以上の恐ろしいほどの量を消費しているんだよね。

世界の水不足の責任

僕たちは無自覚のうちに、水不足に陥っている国や地域から食料という形に変えて水を輸入して貧困国の水状況を悪化させているという事実が浮かび上がってくる。

世界の「水不足」は、僕たちにも責任があると言っても過言ではない。みんなも自覚しよう!
みんなで地産地消を進め食品ロスを減らして食料の自給率を高めバーチャルウオーターを減らそう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました