季節に絡んだへぇ~!な話

ねこ豆知識

へぇ~!と思ったねこ豆知識を毎日少しずつ発信していくよ。

日本の四季

春 「飛梅伝説・飛松伝説」

平安時代、権力争いに敗れた菅原道真さんが、大宰府に流される日に屋敷内の梅の木に向かって詠んだのが「東風吹かば 思い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」だ。

その梅の木が、主人が悲しんでいるのを知って大宰府まで飛んでいったというのが「飛梅伝説」なんだ。伝説っていうけど飛んで行った梅は、そこで根付き1000年を超えた今も太宰府天満宮で咲き続けているんだ。

本当だよ!見に行ってごらん。実は、この話には続きがあるんだ。同じように道真の屋敷内にはほかにも愛でていた桜と松があったんだ。

桜は道真がいなくなった悲しみに嘆き悲しんで枯れてしまったんだけど、松は素知らぬ顔をしていたんだって。
それを知った道真が「梅は飛び 桜は枯るる 世の中に 何とて松のつれなかるらむ」って詠んたんだそうだ。なんか嫌味だね。

それを知った松の木はあわてて道真を追って太宰府へ向かったんだけど、途中で力尽きてしまい摂津国(兵庫県)あたりに降りてそこで根をおろしたんだって。

それが「飛松伝説」となって今でも語り継がれいるんだそうだ。飛梅と同じで実際に飛松もこの地で根付いていたんだって。その松も大正時代に雷が落ちで枯れてしまったそうだ。でも、その切り株がご神木として今も大切に祀られているんだぜ。驚きだね。

春 日本列島桜前線6ヶ月

みんな、桜前線って知ってるよね。

タテに長い日本列島の桜の開花がいつから始まっていつごろまで続くかという開花予想のことなんだ。

桜前線の速度は、1日に約20㎞くらいの速さで進むらしい。だから沖縄県の名護市で咲く寒緋桜が1月中旬に開花を始めると、日本一開花が遅いとされる北海道旭岳のチシマ桜が開花するまで半年間もかけて桜前線は北上して行くという計算になるんだ。

もちろん、気温が高い日が続くと花芽の成長スピードが速まり、逆に気温が低い日が続くと花芽の成長スピードは遅くなるのでその年によって桜前線のスピードは違ってくるんだ。

そんな桜前線に合わせて北上する開花ツアーを組む人(暇だね。失礼!)もいるそうですが、全部見届けようと思ったら半年間、旅人です。寅さんかよ。

それでも桜に魅せられて、桜と一緒に北上するなんて、ねこながらなんとも 羨ましい!

初夏 鎌倉の紫陽花

神奈川県の古都鎌倉では、梅雨を彩る紫陽花巡りが有名だね。

とりわけ雨に濡れた青紫色の紫陽花は、美しく楚々とした女性を思わせる雰囲気ですね。

でも、その印象とは裏腹に紫陽花の葉や茎、花には毒があるんだ。知ってました。

紫陽花の時期になると、よくテレビや新聞で取り上げられるので知っている人もいると思うけど、気を付けてもらいたいね。

そんな紫陽花は繁殖力も旺盛でその根は丈夫なことから、山の多い鎌倉に建立された寺院や神社が土留めのためにこぞって植えたんだって。

治水技術が乏しい時代だったから、地滑りを防いで地形を保つためには、紫陽花の丈夫な根が必要だったわけだ。

鎌倉の紫陽花に、こんな背景があったことも知っておくと見方がかわるね。

初夏 夏がくれば思い出す…。

「夏がくれば思い出す~はるかな尾瀬遠い空」で皆んなも知ってる水芭蕉。白い花がとても綺麗ですね。

と言いたいところだけど、実はこの白い部分は花ではなく萼(ガク)といって葉の変形したものなんだって。

花は白いガクの中に見えるずんぐりした緑色の茎に付いている黄色い小さな粒々が花なんだ。

だから、なんでも水芭蕉のように「綺麗」だな~。「カッコ」いいな~。なんて外見だけに捉われちゃだめですよ!

もちろん、天は二物を与える場合もありますが、ほとんどありません。これは俺の経験だけどぜひご注意ください。教訓です。

初夏 コンパニオンプランツ

このところ家庭菜園が大流行だけど、みんなコンパニオンプランツって知ってる?

畑に種類の違う野菜を一緒に植えると農薬を使わなくても虫が付かず、野菜の育ちも良くなるという組み合わせのことなんだ。安全安心、美味しい野菜が簡単に作れるらしいからうれしいね。

相性のいい組み合わせは、聞いたところによるとトマト・ナス・キユウリにはニンニク、玉ネギ、バジルなど。キャベツにはレタス。トウモロコシにはかぼちゃ。ピーマンには枝豆。スイカにはニンニク、ネギ、ニラなど。ジャガイモにはマリーゴールドなど。これらを一緒に植えると農薬いらずなんだ。

でも、同じナス科のトマト、ジャガイモ、ナスは相性が悪いので、近くに植えるのは避けた方がいいって言ってたよ。

実はこの方法、プロの農家さんも利用しているんだって。安全安心、美味しい野菜が家庭菜園でも簡単に作れるんだから、他にもたくさんあるから調べて挑戦してみてください。

夏 夏草や兵どもが夢のあと

中尊寺金色堂

暑い夏の時期の旅行と言えば、行き先は涼しい東北地方でしょう。遠く江戸時代に、松尾芭蕉も東北地方(奥州路)北陸の各地を旅していたんだ。

なんでも、江戸を発ってから終着の大垣(岐阜県)につくまでなんと150日、距離は約600里(2400km)を踏破したんだ。恐れ入谷の鬼子母神だね。

その行程の中で詠んだ句をまとめたのが「奥の細道」という俳諧紀行記だ。

その中に岩手県の平泉に立ち寄った時に詠んだ句がこの「夏草や兵どもが夢のあと」だ。藤原三代の栄華は夢のようであり、今となっては夏草が生えているだけという感傷的な句になっている。

そうそう「荒海や佐渡に横たふ天の川」も新潟県出雲崎で詠んだ句。でも、新潟県から見て佐渡に天の川が横たわるはずがないと無粋なことをいう人がいるんだが、これは芭蕉の心象風景だよ。どちらにしても芭蕉さんの句は素晴らしいね。また、ほかの句も紹介していくよ。

初夏 蓮の花の開花音は神秘的

夏の早朝に咲く蓮の花は神々しいですね。その蓮の花が開花するときに「ポン」という音がするって知ってましたか。蕾だった多弁の花びらが一枚一枚開くときに小さく「ポンとかパサッ」という開花音がするそうですよ。朝の静寂の中で神秘的な音が聞こると、聞いた人は俗世を離れた神々しい雰囲気に包まれるんだそうです。僕も早起きして聴いてみたいと思う。

夏 アロマ冷湿布とヒバ枕でぐっすり睡眠

35度、36度、38度が普通になっている日本。この変化は地球全体の問題かもしれません。みんなで真剣に考えなければ本当に子や孫の時代になったら大変なことになってしまいますよね。

とりあえず、暑い今を考えましょう。こう暑い日が続くと、いくらクーラーをつけていても寝苦しく寝不足でぐったりですね。こんな時はクーラだけに頼らず寝苦しいイライラを鎮めるアロマの香りがお役に立ちます。

冷たい水を入れた洗面器に、ブラックペッパーと心を穏やかにするマンダリンの精油を1滴づつ落としてタオルを浸し入れ、硬く絞って、額や首のまわりに当てましょう。ひんやりここちよい冷湿布が気分を落ち着かせ眠りを誘います。

また、青森ヒバチップの入った枕に替えると森林浴を思わせる清々しい香りが心地よい眠りに誘いってくれる。ヒバには殺菌・消臭効果があるヒノキチオールが含まれているし、その香りには緊張を和らげ、落ち着きを与えるアロマ・リラクゼーション効果があるんだ。心地よい眠りが欲しい人はぜひ、ヒバ枕に替えるといいよ。「ヒバ枕」をネットで調べるとたくさん載っているよ。

秋 菊の香や奈良には古き仏達

 仲秋の9月の別称には、長月、菊月などがあります。菊が咲き始める月ですので、私の好きな芭蕉の菊の句を紹介しましょう。「菊の香や奈良には古き仏達」、いいでしょう。
古都奈良の仏像の周りには、たぶん白い菊であろう清浄な薫りが漂い、ほのかに余韻さえ残している。さすが芭蕉と感じ入る一句です。
芭蕉晩年の9月9日、重陽の日前後の作といわれ、古き仏達と結んでいるところにも芭蕉の思いが託されているようで、感慨深いものがあります。皆さんは、どんな俳句や詩が好きですか?

秋 虫時雨

夏の終わり頃になるとコオロギ、松虫、鈴虫といった秋の虫たちの涼しげな鳴き声が聴こえてくるね。いろいろな虫の鳴き声が絡み合って聴こえることを虫時雨と言って、日本では風情を楽しむ人が多いんだけど、知ってましか?
虫の鳴き声を風情として楽しむ日本人に対して、外国人のほとんどは虫の鳴き声が機械音か雑音としか聞こえていないんだって。(東京医科歯科大学の角田忠信教授の研究発表)

なんでも、日本人は虫の音を言語脳と言われる左脳で受け取るので虫の「声」として捉え、外国人は虫の音を音楽脳とも呼ばれる右脳で受け取るから機械音や雑音と聞き取ってしまうそうだ。

日本人は、虫の鳴き声のほかにも「波」「風」「雨の音」「小川のせせらぎ」などを情緒として聴くのに対して、外国人はこれらの音を雑音や機械音として聴いているなんて、なんだか風情がないね。

しかも、このような特徴は、世界でも日本人とポリネシア人だけに見られるそうで、同じアジア系の中国人や韓国人は、雑音や機械音として聴く西洋型を示すそうだから驚きだね。

秋 金木犀

東京のビジネス街でも、住宅街を歩いていても、どこからともなく香り立つ花の匂いが秋の深まりを教えてくれますね。その香りの主は「金木犀」だよ。
金木犀の「木犀」とは、動物のサイのことだ。金木犀の幹がサイの足に似ていることに由来するんだって。確かに動物図鑑でサイを見ると木犀の木肌がサイに似ているかも。

また、木犀には「金木犀」と「銀木犀」があり、金木犀は橙色の花と遠くからでもその存在がわかるほど圧倒的な芳香を周囲に放っている。銀木犀は白色の花で淡くほのかに香る程度で、鼻を近づけて確認しなければわからないくらいなんだ。

金木犀の橙色の花と、銀木犀の白色の花、そして、個性的な香り。あの可憐な花と動物のサイがどうして結びつくのでしょう。話は変わるけど、京都の舞妓さんが使っている練り香水の中では、金木犀の香りが一番人気だそうだ。京都に行ってみたいな。

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